車中泊するため素人がランドクルーザー78プラドの荷台をベッド化DIYに挑戦してみた 第1話

自家用車のランドクルーザー78プラドの荷台を車中泊用にベッド化するDIYの紹介記事です


目的は車中泊を実行するにあたり、最も重要になるのフラットな【睡眠スペース】の確保

ここをミスると朝まで安眠できず、結局のところ楽しみとしていた車中泊が苦行となってしまうこと必至

ただ、シートを倒しただけの凹凸のある睡眠スペースの場合、朝方までこういう状態

イメージ図

こういう事態をまねかない為に、なかなかいいアイデアが思い浮かばないままですが、ひとまず自分がこれだけは譲れないという項目を目標として書き出してみました

 座った姿勢でくつろげる空間の確保

 足を伸ばして眠れるスペースの確保

 通常使用時にほぼ影響されない程度のDIY

 最低限必要な収納スペースの確保

 よりスタイリッシュに

という訳で、最低限この5つの項目をすべて満たすことができれば自分の中では成功です
このすべての項目を埋めるために、いつになくない頭をフル回転させまずは部材の検討

 車中泊用のマット
金額はピンキリですが1番簡単、中には車種別に設計されているものもあり、フルフラットにできる車では重宝しそうですが、自分の車はそもそもフラットなスペースの確保ができないのと、エアーマットだと天井までのスペースが極端に減り窮屈すぎるので即却下

 木材
安価で加工しやすそうなので悩みましたが、取り回しがきかない、重い、木材加工用の道具をそろえるだけで結構な金額がかかりそうなのと、そもそも加工する技術すらないので却下

 イレクターパイプ
金額はそこそこ、加工しやすく軽くて丈夫、様々なジョイント部品を使うことでアイデア次第では可能性は無限大
見た目も悪くなく多少値が張るものの、自分のDIYレベルや使用目的を考えた場合この部材が一番適していると判断し、今回はこちらのイレクターパイプを部材にすることに決定しました


フムフム、善は急げとばかりにホムセンで材料を余らない程度にテキトーに購入
(足りなければ後でまた買いにくればいいというスタイル)

イレクターパイプを使って車中泊用のベットを作成している画像をブログ等でよく目にしますが、工作が苦手な自分の頭ではうまくいくイメージを全くつかめない・・・

買ってきたイレクターパイプを握りしめながら車の荷台を眺めること1時間弱

虚しく時だけがすぎていく・・・

このままでは、イレクターパイプを買ってきただけの男で終わってしまう・・・
何事にも失敗はつきもの

長嶋茂雄氏もおっしゃってます


という訳で、設計図も考えないまま勢いだけで作業着手
パイプカッターは、以前所有していたクロスバイクのハンドル切断のために購入していたものを流用


まずはサードシートを取り外してスペースを確保
さすがにこのスペースだけじゃ足を伸ばして寝ることは不可能


ちなみにセカンドシートを折り畳み最大スペースを確保している状態はこちら



この状態が、日常車を普通に使用することを想定した場合の確保できる限界スペース

なんとなくいけそうな感じがする

まずは、セカンドシートを通常使用するレベルまでリクライニング
余ったスペースに合わせてだいたいの長さでイレクターパイプをカットしていくスタイル(長めにカットして後で調整)

なんといってもこのイレクターパイプ、木材加工と違いジョイントをつなげるだけで仮組できちゃうので、設計図などを持たない&作らない自分にとってはかなりの追い風、仮組できなかったら多分詰んでたかも

この追い風を簡単に説明すると

車幅に合わせ長めにカット→仮組(少し大きい)→微調整カット→仮組(ピッタリ)

要は、カットしているうちにいずれピッタリになるということです

パイプカッターでグリグリ切りまくること3時間ほどで骨組み完成(仮組状態)



当初は真ん中の縦パイプを1本で想定していたんですが、今後合板を使った蓋を2枚のせることを考えた場合、縦パイプ一本で耐えれるのか不安だったのと、骨組みが全部つながっている状態だと取り回しが困難になると考え、作成途中で真ん中からスパッと切断して二分割での作成となりました

こちらのジョイント部品で2つの骨組みをドッキングさせるような感じに作成

もし、通常使用するときに背の高い荷物をのせる場合は、このジョイント部分を外すことによって半分だけのスペースを残すことも可能



まだ仮組状態ではありますが、なかなかいい形にできたと自己満足

最初は最大スペース確保のため、セカンドシートを倒した状態の上ををまたぐ感じでの作成を検討したんですが

それだと面としてのスペースは広くなるものの、高さが極端に低くなりすぎて背筋を伸ばして普通に座ることができない状況(ここ重要)

ランクルプラドはハイエース等みたく車内高が無い分、ホイールハウスとセカンドシートの段差の十数センチの差だけで大分快適さが左右されてしまいます

市販のベットキットのほとんどは、セカンドシートをまたいでの設置を想定して面的な最大スペースを確保してるようですが、朝起きた時から屈んで動くなんて窮屈すぎるし、車内で常に背中を曲げて行動することは極めて不快

ギリギリではあるけれどランクルプラドは普通乗用車より車内高があるので、今回は出来るだけ高さを優先しつつ、面的スペースを確保ししてみました

ちなみに、セカンドシートを倒した状態はこちら


いくらでも足が延ばせる代わりに、寝起きから背中をまげて行動する方を選ぶのか
あるいは背筋を伸ばして行動する代わりに、面的スペースを減らすかはあなた次第

自分は普通に座れない苦痛が嫌だったので後者を選択


天井の高さを確保するための骨組みの高さは、ホイールハウスを利用しながらギリギリまで調整して設定

写真でもわかるように、セカンドシートの座席部分よりも若干高いぐらいの状態なので、座る分には背中を丸めて窮屈な思いはしなくて済むはず

これで目標の1つであった【座った姿勢でくつろげる空間の確保】についてはクリア


この状態では、まだ足を伸ばして寝るスペースまでには少し足りないので、セカンドシートをさらに折りたたんだ状態のスペースを利用して継ぎ足しできる部分を作成します


こちらが継ぎ足し部分になります



継ぎ足し部分は、通常時使用を想定していないため、ジョイント部分は未接着にして分離可能な状態にしておきます

いつでも簡単に脱着でき、セカンドシートもすぐ戻すことができるので、目標である【通常使用時にほぼ影響されない程度のDIY】もクリア



継ぎ足し部分はこのジョイントを使用することにより左右どちら側にも移動可能



空いてる全スペースを使わなかった理由は、車中泊の際、後部座席のドアからの乗り降りがメインとなることから、靴の脱着スペースを確保したかったからです

こちらをつぎ足すことによって、無理やりではありますが斜めの状態で横になれば目標であった【足を伸ばして眠れるスペースの確保】が可能となるのでほぼクリア

ここまで作成してから気づいたことなんですが、こんな感じでベッド装着時においてもジャッキスペースを普通に利用できました



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